世の中のものには、それぞれ特性というものがあります。
木には木の特性があります。
木の一番の特性は、
湿気を含んで膨れたり、放出して痩せたりすることです。
最近の室内ドアは、引戸・開き戸に限らず
枠も扉も木目のプリントを張った化学物質のものが多く使われます。
これは天然の木(無垢材)ではありませんので
木の特性である、痩せたり膨れたりはしません。
したがって、季節によって扉が開けにくくなることはなくなりました。
しかし、自然素材を使用してドアもすべて無垢材で造られた場合、
梅雨時などは扉が固くなり開けにくくなる場合があります。
このあたりのことは、私たち業者がお客様に十分説明しなければならないことで
それを怠るとお客様に迷惑をお掛けすることになります。
お客様とのコミュニケーションはとても大切です。
これからも、しっかりと心がけて行きたいと思っています。
ただし、造り手のミスで本当に開け閉めが出来にくいというのとは話が違いますので、
調子が悪いときは必ず業者に見てもらって下さい。