以前から行ってみたかった「浄土寺」へ行ってきました。
「国宝」と書いてある通り
「浄土堂」と中に安置されている「阿弥陀三尊像」は国宝に指定されています。
浄土堂は、当時の中国(宋)の最新式の建築様式「大仏様(天竺様)」と呼ばれる建築様式で建てられており
現存するものは東大寺南大門とともに全国に二つしかない貴重な建物です。
また浄土堂のなかに安置されている阿弥陀三尊像は、
真ん中の阿弥陀如来の高さが5メートル30センチ。
両脇観音(観音・勢至)が高さ3メートル70センチと
目の前で見ると圧倒される大きさです。
お堂の中で阿弥陀三尊像は東向きに立っており
背面の蔀戸(しとみど)から差し込む西日がお堂の中で反射し、
阿弥陀三尊が西方極楽浄土から来迎された姿として
浮かび上がらせるお堂として知られています。
その姿を見たくて、訪れたのですが
あれだけ天気が良かったのも関わらず
肝心なところで薄雲に阻まれて、目的のお姿は見ることが叶いませんでした。
それでも、国宝の建物の中で国宝の仏様をじっくりと堪能させて頂き
とても清清しい気持ちでお寺を後にしました。
兵庫県の田舎に、こんなすばらしいお寺があったなんて
正直言って、そちらのほうがびっくりでした。
ということで、堂内は撮影禁止なので
もちろん写真は撮れません。
代わりにパンフレットの画像を添付します。
ちなみに7.8.9月の天気が良い夕方が綺麗に見えるらしいです。
次回はそのあたりで行ってみようと思います。