こんにちは、有本です。
先日、須磨寺さんにある「修行大師」様(銅像)の修復を致しました。
もう、何十年も手を入れていなかったようで、かなり色あせていました。
特殊な洗剤で汚れを落していきます。
銅は何年か経つと表面に「緑青(ろくしょう)」が出て、緑色になります。
銅像に何も手を加えていなければ、この段階できれいな銅の色(新品の十円玉の色)に戻るのですが、
この修行大師様は何度か補修の塗装をされていたようで、元の銅の色には戻りませんでした。
なんといっても大正時代にご奉納されたものなので、いたしかたありません。
ひび割れている箇所などを修復し、ウレタン塗装を施して仕上げました。
なんといっても年代ものです。
そして、みなさんがお参りされる「お大師さま」です。
銅像の修復は、弊社では初めてのことでしたが
きれいに修復ができてよかったです。